About Us
概要
日本半導体歴史館は(一社)半導体産業人協会が管理運営する日本の半導体史のバーチャル博物館です。
米国ベル研究所におけるトランジスタの発明から始まった半導体の歴史の中で、日本は米国とともに大きな役割を果たしてきました。日本の半導体産業は「エレクトロニクス社会」、「IT社会」を支える基盤産業としてこれまで重要な役割を果たしてきました。さらに今後も、「環境の時代」を支える基盤技術としての重要な役割を期待されています。日本半導体歴史館は、この日本の半導体産業発展の軌跡を黎明期に遡って辿り、その貴重な発展の記録を保存し、半導体業界関係者だけでなく広く公共社会のための情報源として活用されることを目指しています。
歴史
日本半導体歴史館は、(一社)半導体産業人協会のボランティアによる歴史館プロジェクトにより構築され、2010年11月にオープンしました。その後も展示内容は継続的に更新されています。また、展示内容についての一般からの意見、提案を(一社)半導体産業人協会にて常時受け付けています。
展示内容
日本半導体歴史館では、半導体業界動向、半導体応用製品、半導体集積回路、個別半導体他、半導体プロセス技術、半導体パッケージ技術に関して、黎明期の1950年代から2010年代にかけて記録に残すべき主要な製品や技術の動向を厳選し、包括的に時系列で収蔵しています。各々のテーマには写真や図表を掲載し説明を付していますが、2015年現在で、その収蔵数は、約400点に及んでいます。
また、半導体歴史館には、特別展示室として「黎明期の人々 ~日本半導体のパイオニア紹介~」、「志村資料室 ~技術ジャーナリストの目から見た日本半導体史~」、「牧本資料室 ~歴史館館長が語る体験的半導体史~」、「日本半導体イノベーション50選 ~世界を先導した日本の半導体技術~」、「開発ものがたり ~製品・技術開発に伴う様々な話題~」なども開設しています。