1955年8月日本初のトランジスタラジオ(TR-55)の発売(ソニー)
重量560g、トランジスタは5石、電源は単3乾電池4本を使用。サイズ(89mm×140mm×38.5mm)の小型化に成功し、まったく新しいスタイルのラジオとして世の中に出た。 トランジスタラジオとして世界初の発売はリジェンシー(米)であったが、商用としては国内外で初めての大ヒットとなった。この大ヒットを契機に国内各社も参入し、 花形輸出商品となった。この成功は、TV,VTR、ウォークマン等の民生品の半導体化へとつながり、日本は民生電子王国となる。また、半導体産業の立ち上がりのきっかけとなった 垂直統合モデルの先駆的な事例となり、今日にいたっている。