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1960年代中期 TTLの登場 (米国TI 他) 〜集積回路〜 |
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デジタルICでは、RTLやDTLに続いてTTLが登場した。TTLは1961年にTRWのJames L. Buieが発明したが、1963年にはSylvaniaが最初の商業製品としてのTTLを発売した。TTLは今までのRTLやDTLに対してスイッチ速度が速いというメリットがあった。 続いてTIが5400シリーズと7400シリーズを発売した。5400シリーズはMIL規格であったが、7400シリーズは5400を民生用に一般用品質保証規格にしたもので、これがデファクト・スタンダードになった。TIは7400シリーズで100品種近くの製品の品揃えをしたが、5V単一電源で、デュアルインラインのプラスチックパッケージ品であった。低価格で使い勝手がよいというのが広く使われた理由である。日本メーカも相次いで7400シリーズ互換のTTLを発売した。 当時のミニコンピュータのCPUはTTLで構成されていた。また、TTLは初期のマイクロプロセッサの応用の広がりとともに普及していった。7400シリーズは標準シリーズだけでなく、のちに高速版、低消費電力版、高速・低消費電力版などのバリエーションを広げ、1980年代には74AS/ALSという Advanced Schottky タイプも発売された。 TTLは広く普及したが、バイポーラトランジスタを使うため消費電力が大きく高集積化・高速化には向かず、CMOSロジックIC技術の発達に伴いロジックの主力の座をCMOSに譲った。 |
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Two-input TTL NAND gate with a simple output stage (simplified) | ||||||||||
図 TTL回路の一例1) | ||||||||||
【参考文献】 1 ) 「Transistor?transistor logic」『フリー百科事典ウイキペディア英語版』 (2010年11月2日 23:16) http://en.wikipedia.org/wiki/Transistor%E2%80%93transistor_logic 【移動ページ】 集積回路/該当年代へ 【最終変更バージョン】 rev.000 2010/11/8 |