2000年
無線通信多チャンネルPAMの開発
〜パッケージング〜



2000年頃 携帯電話のインタネット接続やより多くの無線信号の授受を行うために、PAM(Power Amplifier Module)のマルチチャンネル化が進行した。PAM用多層配線基板には、LTCC(Low Temperature Co−Fired Ceramic)基板が用いられた。LTCC基板の内層には、カップリングコンデンサー、インピーダンス整合配線、バランなど無線信号を安定化させる工夫がなされた。

図は2001年度SEMI主催のSEMICON ShowのSTS(SEMI Technology Symposium)のパッケージセッションで優秀論文賞を得た村田製作所発表論文の一部である。

同様な構造は日立製作所など他のPAM製造メーカからも発売されている。形状は年々小型化し、より多チャンネル対応が出来るようになっているが、配線に銅や銀の配線を使うLTCCは、高いQ値の設計、高い誘電率絶縁体の採用、バランやバンドパスフィルタなどLやCの設計が出来るために、小型無線機器に無くてはならない技術になっている。


【参考文献】
SEMI STS2001優秀論文賞受賞より抜粋


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【最終変更バージョン】
2010/10/26