1970年代
リニアICテスター
〜装置・材料/計測・検査〜
1974年、シバソクはカラーテレビの色信号(クロマ信号)ICのテスター(LT303)を発売した。 国産初のリニアIC専用テスターである。
1960年代のリニアICでは、ディジタルICのテスターにリニアICメーカーがリニア回路アダプターを取り付けてテスティングが行われていた。その後、Teradyneはディジタルテスターとリニアアダプターを統合した自動テスター(J273)を発表し、これがリニアテスターの基本形となった。しかしこのテスターのアダプターはメインフレーム上にあり、ケーブルを接続する方式であったため、高額であった。そして1970年代にはリニアIC専用のテスターが米国各社から登場した[1]。
カラーテレビ産業が隆盛であった日本では、保守やテストプログラムサービスおよび価格面からリニアICテスターの国産化のニーズが高まった。
国内の放送局や家電メーカーと共同でテレビ信号発生器を製造・販売していたシバソクは、こうした映像計測技術と自動化技術を結合してリニアICテスターを開発し、日本のリニアICテスターの幕開けとなった。
【参考文献】
[1] VLSI
Research “Automated Test Systems”
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