1974年
日本はICの輸入完全自由化
〜業界動向〜


  1. 電卓用LSIの市場では日本の電卓メーカは米国製ICから日本性への切り替えを加速 した。 72年カシオはFairchildからNECへ、73年シャープはRockwellからNEC及び東芝へ等へ、
  2. コンピュータ用分野でもNEC,富士通、日立、東芝等はBipolar TTLさえも国内品への 切り替えを始めた。
  3. .いずれの場合も米国製ICの品質問題、商習慣の違いからくる取引上の障害、そして 折からのオイルショック後の不況による市場の後退が要因であったが米国半導体メーカ は、政府への圧力で日本市場の完全自由化を獲得、一気にMPU、TTL、Memory等の輸出を加速させた。

【出典】
1. 日本IC産業の発展史 金 容度著
2. ICガイドブック JEITA


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【最終変更バージョン】
rev.003