1958年
米国でICの開発、発明
〜業界動向〜


  1. FairchildのRobert Noyceはシリコンウエハ上に4つのトランジスタ回路を作ることに成功するがわずかの差でTIのJack KilbyがゲルマでのICの発明を完成させIC特許を取った。
  2. 1962年2月Robert Noyceはプレナー技術でIC特許を取得した。NECは早速この特許の日本での独占使用権をFairchildより取得した。
  3. 1961年1月、日本では電気試験所の伝田誠一、垂井康夫両氏がFlip Flop回路搭載の 国産初のICを発表していた。
  4. また1960年代初頭、三菱,日立等が既に独自のICを生産、自社のコンピュータ、電子交換機等に使用を開始した。
  5. 1957年ソ連はスプートニックの打ち上げに成功、宇宙開発で米国を一歩リードした。これ に追い付くため、米国は小型部品の開発を推進、TIは早速Kilby ICを米国空軍に販売す る事に成功した。
  6. Kilby ICは今、米国の首都ワシントンのスミソニアン博物館にも現物が展示されている。

【参考文献】
1. 電子立国 日本の自叙伝 石になった電子回路 NHK
→ https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011034629SA000/?spg=P200900045400000
2. ICガイドブック JEITA
3.シリコンバレー戦国史、井上 一馬著
4 NECの100年 日本電気株式会社著
5.http://www.ti.com/corp/docs/company/history/tihistory.shtml


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【最終変更バージョン】
rev.003 2013/5/28