日本半導体イノベーション50選  (D-6 1970年代)

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11万画素CCD撮像素子の開発と商品化 

撮像管の置き換えを狙ったCCD撮像素子の開発が1975年頃から活発化した。CCDそのものの発明は米国ベル研究所であるが、ソニーの岩間和夫は早くからその将来性に着目して、73年から本格的な取り組みを開始した。そして、ソニーは世界に先駆けて、2/3型、実用感度11万画素(242H×490V)のCCD撮像素子(ICX008)を商品化した。1978年には、これを使用した世界初のCCDカラーカメラXC-1)に採用され、CCDイメージセンサー、さらにはCMOSイメージセンサー発展の路を拓いた。

ハンディカム TR-55に搭載された
1/2型25万画素CCD
岩間和夫
(ソニーHPより) (ソニー提供)

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日本半導体歴史館 対象展示室

歴史館「黎明期の人々」 岩間和夫展示室

志村資料室「64画素のCCDで「S」の字

志村資料室「墓石に貼り付けられた25万画素CCD」

■歴史館 日本半導体イノベーション50選 「CCDビデオカメラの開発と量産化」

■ CQ出版社トランジスタ技術 2003年2月号記事(PDF)
「イメージ・センサの歴史」

同志社大学HP 「イメージセンサのイノベーション」

■Semiconductor Japan Net 半導体入門講座
 第16回 「イメージセンサ」