日本半導体イノベーション50選 (D-11 1980年代)
ノンラッチアップIGBTの発明と商品化
東芝は、ラッチアップ耐性を大幅に向上させ大電流動作が可能な構造のIGBTを発明し、1986年にノンラッチアップIGBTとして商品化した。これによりIGBT
のパワーエレクトロニクス分野への適用が一気に加速し、今日ではIGBTはインバータ用に最適なデバイスとして、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、IH調理器などの白物家電、エレベータ、ロボット、工作機等の産業用、さらに電気自動車など、広範囲に利用されている。
IGBT 実用化の端緒となったノンラッチアップ IGBT は、今日のパワーエレクトロニクス分野発展に極めて重要な貢献をした。
IGBT外形例 |
(東芝提供) |
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