日本半導体イノベーション50選  (A-19 2000年代)

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カメラ付き携帯電話端末の商品化と普及 

2000年10月シャープは、11万画素イメージセンサーとJPEG圧縮機能を搭載し、撮影した写真画像をパソコンへ送信する機能を備えたカメラ付き携帯電話端末J-SH04を商品化した。同年11月J-フォン(現ソフトバンク)は同機を用いて、撮った写真を携帯電話端末から即座にネット回線に送れる「写メール」サービスを開始した。それまでもカメラ付き携帯端末は開発されてはいたが、メール機能との連携などが不十分で普及しなかった。J-SH04は「写メール」という新しいコンセプトで潜在需要を掘り起こし、カメラ付き携帯電話端末という新しい市場を開拓した先駆け製品である。

シャープ J-SH04の外観
(シャープHPより)

リンク欄

シャープHP 「シャープオンリーワンヒストリー J-SH04」

ウィキペディア 「J-SH04」