日本半導体イノベーション50選  (A-17 1990年代)

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デジタルカメラの開発と商品化 

1995年3月、カシオは世界で初めての個人向けデジタルカメラ(QV-10)を発売した。液晶モニター付きのQV-10に使われたのは、わずか25万画素のCCDセンサーであるが、PCへの容易なインプットなどのユニークなコンセプトが受け入れられ、爆発的なヒット商品となった。
この成功に触発されて家電メーカーやカメラメーカーがこぞってこの分野に参入したため、デジタルカメラの生産数は年を追って増加を続け、2002年にはフィルムカメラの生産数を逆転した。また、デジタルカメラはデジタルコンシューマ製品の代表格となって、新しい市場を先導した。

QV-10外観
(ウィキペディアより

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日本半導体歴史館 対象展示室

国立科学博物館 産業技術史資料データベース「デジタルカメラ試作機 DC-90 愛称:熱子」

国立科学博物館 重要産業技術史資料2012年度登録「液晶デジタルカメラQV-10へ(PDF)