日本半導体イノベーション50選 (A-16 1990年代)
家庭用ゲーム機プレイステーションの開発と商品化
1994年12月、ソニー・コンピュータエンタテインメントは家庭用ゲーム機プレイステーションを商品化した。ハードウエアの性能、ソフトウエアの質ともにそれまでのゲーム機とは一線を画し、デジタルエレクトロニクスの先端技術を駆使した本格的な家庭用ゲーム機で、その後のマルティメディア時代を先導した。
プレイステーションは、技術面では最先端のマイクロプロセサ技術、コンピュータグラフィックスを牽引する製品となった。また、市場創成の点でも、半導体先端製品の大きな需要を新たに生み出す役割を担った。
ゲーム機本体には32ビットのRISC型CPU、グラッフィクスプロセサ(GPU)を搭載、ゲームソフトウエア用のメディアにはCD-ROMを採用した。
プレイステーションの外観 |
SSIS/渡辺二之氏提供 |
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