日本半導体イノベーション50選 (A-11 1980年代)
ハンドヘルドコンピュータの開発と商品化
1982年7月、セイコーエプソン(当時、信州精機)は世界初のハンドヘルドコンピュータ(HC-20)を開発し、発売を開始した(世界市場ではHX-20と呼称)。国内外で大きな反響を呼び、ベストセラー商品となった。
CPUとしては、日立が前年に開発したCMOSマイコン(HD6301)2個を使い、メモリとしてはCMOSのSRAM(8KB)とROM(32KB)を使った、オールCMOS構成のコンピュータであった。
HC-20はエプソン社の「マイルストーン製品」の一つとなっており、その後のノートPCなど携帯型情報端末の魁となった。
HC-20外観 |
(セイコーエプソンHPより) |
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