1979年
固体撮像素子の開発
〜パッケージング〜



VTRの普及に伴い、ビデオカメラが誕生した。放送局用には、真空管式の撮像管が用いられていたが、家庭用のハンディカメラが開発されるようになり、1979年モノクロ素子HE97211が開発され、1981年には、カラーフィルタを用いた画素数384×485のカラー素子が開発され、世界で最初の「家庭用半導体カラーカメラVK−C1000」が日立製作所から発売された。 

その後、光ダイオードの信号をCCDで読む素子(ラインセンサー)などが開発され、OA・FA機器・デジタルカメラ・カメラ付き携帯電話などへと展開されて行った。

パッケージはサイドブレーズ型積層セラミックパッケージに、撮像素子を組立後、透明ガラスを接着材で封止構造であった。

下図の左がカラービデオカメラ、右2つはラインセンサー素子の開発例である。
写真撮影 渡辺二之

【参考文献】
日立半導体30年史


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【最終変更バージョン】
2010/10/26